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ローマ人の物語 VII 悪名高き皇帝たち [和書・翻訳書を読む]
金融危機対策、災害復興、全域の安全保障、そして食糧確保。ローマ皇帝の責務はあまりにも重大だった…。帝政を構築したアウグストゥスの後に続く4人の皇帝が乗り越えた、「指導者の危機」の全容を余すところなく描いた。(Amazonより抜粋)あれは「乗り越えた」と言えるんでしょうかね...?
この巻から先はしばらく皇帝が1巻に数人ずつ出てきて面白そうです。この巻は「悪名高き」とありますが、悪名と言っても、ものすごく悪いことをしたというよりは、市民の評価が悪かったからというところが、今の日本と少し似ていて面白いですね。若いうちに権力を手にしてしまったがために結局は殺されたり自殺に追い込まれてしまったカリグラとネロはともかく、残りの2人は欠点があっても最善は尽くしているのに、周りの失態や本人の表面的な性質によって「ダメ」と評価されてしまったり、新しい皇帝が即位すると支持率がぐぐっとあがるのは、時がたってもあまり変わらないものなんですね。
しかし、皇帝アウグストゥスの血族者たちのはじけっぷりはすごいですね。アウグストゥスが血縁にこだわった事は前巻では否定的に書かれていて、それについては賛成できなかったのですが、そのこだわりが見事に悪い結果になっていたので、否定的に書かれていた理由が分かった気がしました。
タグ:ローマ
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